帝王切開~術後~
息子が誕生した後、処置をしてる間は麻酔を打たれて眠っていた。
麻酔ってすごいね。
打たれた直後から全く記憶がない。
そのくらい眠っていたのかはわからないけど、先生達の話し声で目が覚めた。
先生達も無事、息子が産まれたことで安心したのか、とっても楽しそうに話をしていた。
どんな話をしてるんだろう?
ちょっと気になって聞いてみた。(私が目覚めたことには気付いてません)
ヒゲ先生「こないださ~、T先生とK先生が組んでやったみたいよ。」
外科先生「マジで?あの二人のオペはやばいよ」
ヒゲ先生「いや~、○○だったから良かったみたいだけど~~」
おぉ~!すごい話してるなぁ。でも、T先生が私のオペの担当じゃなくて良かった~。
と思ってしまった。
そんな会話が聞こえてきたところで、麻酔医が私が目覚めたことに気付き
先生達に合図を送り、話題が変わった。
しばらくボーっとしていると
ガチャン、ガチャン、ガチャン
という音が聞こえてきた。
何の音?
お腹の傷を止めてる音~!
と後でわかりました。
ヒゲ先生とお産の進め方の説明をしてくれた先生が
私をベッドの置いてある部屋(手術室の隣の準備するところ)まで
連れて行ってくれた。
が、二人は仲良しらしく、目を合わせて何やら楽しそうに笑ってる。
手術が終わって、今度は
寒気がして震えが止まらなくなった私(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
ヒゲ先生「大丈夫?寒い?」
なんて珍しく笑顔で声を掛けてくれた。(ヒゲ先生はあまり笑いません)
でも、何故だかだんだん早足になってるんですけど・・・
仲良し先生「なんか早くない?(^m^ )クスッ」
ヒゲ先生 「ん?( ̄∀ ̄)フフフ」
更に加速してほぼ走ってるんですけど(--;)
まぁ、ヒゲ先生のオチャメな一面を見ることが出来て良かった。のかなぁ?
それにこれだけ遊べるってことは私も息子も無事だって証拠だなと思って
安心できた。
到着すると病棟の看護師さんが迎えに来ていた。
そこで着替えをしてくれて病室に向かった。
手術室を出ると両親とダンナが待っていた。
みんなでベットに横たわる私を覗き込む。
相変わらず震えが止まらない私を見て
母は思ったそうだ。
「この子は大丈夫なんだろうか?」
唇は真っ青で血の気がなくガタガタ震えてるし、
このままどうにかなってしまうのでは?
と不安だったらしい。
私は、術後自分の顔を見ることもなかったので、
どんな顔をしてたかはわからない。
けど、ガタガタ震えて真っ青な顔して出てきたら不安になるよね(^^)
手術も終わって全ての仕事を終えたような気分になっていた私が
初めて体験した「術後」
こっからがつらいんだなぁ~。
つらくて長~い夜のお話は次回。。。。