入院 その2 | 出産の記録

入院 その2

入院してからバタバタしていたが、ベットで横になっているうちに

気持ちも落ち着いてきた。

私が入院した時、陣痛室にすでに1人いて、私のすぐ後にもう1人入ってきた。

これで陣痛室満員だ。

最初に入った人が、「痛いよ~」と言いながらずっと苦しんでる。

相変わらず私には陣痛がこないので、「陣痛」の痛みは分らない。

彼女はまるで子どものように「痛いよ~、痛いよ~」と弱々しく泣きそうな声で囁く。

思わず「がんばって」と励ましたくなる。

全く知らない人だけど同じ陣痛室にいるというだけで戦友のような気分になってしまう(笑)

そんなに痛いのかなぁ。。。ドキドキ。。。(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

ゴハンの時間になった。

看護師さんがベットにテーブルを置いてくれた。。が、小さな穴があいている。

何故?

不思議そうにテーブルを見つめる私に気づいた看護師さんが言った・・・

「コレは、今までの人達が戦った跡よ!フフフフ」

テーブルに穴が開いちゃうほどの力で殴るってすごいよなぁ。。。

それだけののことをしないと耐えられない痛みって・・・?(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

出産は戦いなんだなぁ・・・女性はこうして強くなるのかしら?

さっきまで「痛いよ~」と言い続けていた彼女は昼前に分娩室へ行った。

そして、後から入ってきた彼女も「もう頭出てるじゃない(゚□゚;)アワワ」と言われ

分娩室へ・・・

新しい人もどんどん陣痛室に入ってくるが、私より先に分娩室へ入っていく。

さすがに私にも焦りが出てきた。陣痛室の主のようになってしまってたから(笑)

夜中、陣痛室が一杯になったらしく一番陣痛が進んでいない私が病室へ移動させられた。

でも、これはキツかった。

病室はもう出産が終わった人ばかり(4人部屋)。しかも、母子同室。
朝から晩まで赤ちゃんの泣き声が止まない。

こっちは陣痛もこなくてお腹が大きいまま不安で仕方ないのに夜も眠れない。

それに陣痛室は付き添いOKだけど病室は付き添いは禁止。

とても心細くて「どうして私だけこんな目に遭わなきゃいけないの?」

とベットで泣いてしまった (´∩`。)グスン

破水したのが土曜日の明け方だったというのもツイてなかった_| ̄|○

その病院は、土日は何か緊急のことがない限り処置はしないらしい。
               ↑↑          
           (母子の命が危険だと判断した時)

促進剤も使わないし、手術もしない。

内診も入院の時に助産師さんがしただけでヒゲ先生の診察は無し。

感染症防止のための薬だけを飲んで過ごした。

ヒゲ先生、土曜の午前中にやってきて

「あれ?破水しちゃった?( ゚д゚)アチャー・・」と言った。

実は、その数日前、検診の際に子宮口を柔らかくするお薬(座薬みたいなやつ)

とやらを入れていたのだ。

ヒゲ先生の表情を見て、私はコレが原因じゃないのか?と思ってしまった。
実際、この薬と破水は関係ないらしい・・・obgyn0331さんに教えてもらいました

一体、いつになったら産まれるんだろう・・・

でも、この時はまだ、私はお産の本当の大変さを分っていなかった。。。